毛色三たび


523730_3382674279909_1061025670_33007847_102425731_n_convert_20120624151848.jpg

 最近チョッと話題になっているのが「いつから良心的なブリーダーの間で『スタンダードで認められていない』毛色やミスマークの犬を繁殖に使用しなくなったのか」という話題で、何故こんな質問(疑問)が出されたかというと、70年代にはファウン&ホワイトの犬が登録されていたり、ファウンの毛色をしたチャンピオンが居たということ、そして何よりAKCに初めて登録されたボストンテリアがレッドであったという事実です。

red+boston_convert_20120624153327.jpg

 他の純犬種同様にボストンテリアも様々な犬種を交配して作られていますから(詳しくはボストンテリアの起源と初期の歴史をご覧ください)色のバリエーションがあって然るべきですし、ミスマークにしてもフーパーズ・ジャッジの孫のバーナード・トムや同時代を生き、沢山の子孫を残したHall's Max(ホールズ・マックス)は白いヘッドをした犬でした。

Hall+s+Max_convert_20120624155224.jpg
Hall's Max(Pic is reproduced from The Boston Terrier and All About It, by Edward Axtell for educational purpose only)

 ミスマークを繁殖に使わなくなった理由には明確な健全性の問題がありますから(遺伝性疾患の感音難聴をご覧ください)理解しやすいのですが、こと毛色については難しい・・・今ではスタンダードで認められているブラック&ホワイトも以前は認められていませんでした(例:Tony Ringmaster)。ボストンテリアという犬種を作り上げてきた先人達は毛色よりも他のクオリティを高めることに重点をおいていたのではという意見もありますが・・・毛色が限定されてきた理由は何なのでしょう。色々な毛色を混ぜ合せながらボストンテリアとしての色を固定してきたのかもしれませんね。

Banner1.jpg
Bellecrest Boston Terriers HP スタンダード
スポンサーサイト

嬉しい便り


 ここのところチョッと気分がの日が続いていましたが、海の向こうから嬉しい便りが届きました。

ジャジャ~ン

Strike+s+Grand+Championship+Certificate2_convert_20120622163917.jpg
我が家のストライカーグランドチャンピオンを達成しましたシャーリー、有難う
 
 アメリカでも殆どの犬達がチャンピオン完成後にショウリングから引退します。このグランドチャンピオンというタイトルは、2009年12月にAKC(アメリカン・ケネル・クラブ)が素晴らしいクオリティやタイプを持つチャンピオン犬達に引き続き活躍の場を与えることを目標に設立したものです(AKCのお金儲けのためという意見もありますが)。

 グランドチャンピオンになるにはチャンピオン完成後に計25ポイント(そのうちの三つは3ポイント以上のメジャーウィンでなくてはならない)を獲得する必要があります。そしてそのメジャーウィンは三人の違うジャッジによって寄与されなくてはいけませんが、それ以外のポイントも別のジャッジから寄与される必要があるので少なくとも四人以上の違うジャッジの下で勝たなくてはなりません。また、それら三つのショウで少なくとも一頭のチャンピオンに勝たなくてはなりません。詳しくは(英語ですが)こちらで。
 
 しかもこのグランドチャンピオンタイトル、ここで終わりではありません。ストさん、まだスタート地点に立っただけで、この上にブロンズ・グランドチャンピオン、シルバー・グランドチャンピオン、ゴールド・グランドチャンピオンと続いて最後にプラチナ・グランドチャンピオンとなります。プラチナになるには100ポイントゲットしなくてはいけないという事です。なんかまぁ、ここまでくるとAKCのお金儲けと陰口を叩かれても仕方ないかなと思いますが・・・
 我が家のストさん、日本に来るまでにどこまで達成出来るか分りませんが、何はともあれ嬉しいでした。有難う、そしておめでとう

_7727755595_convert_20120622203005.jpg
GCH CH El-Bo's-N-Kasinos Dude Perfect

Banner1.jpg
Bellecrest Boston Terriers HP

忘れてはいけないこと、出来ること


 某ブログの真似をして今日もチョッと『毒吐き』をしたいと思います(笑)

 本来このブログはボストンテリアに関することを書きたくて始めたブログですが、こういった悲しい現実はボストンテリアにも無関係ではなく、全ての犬種に関係することなので今一度取り上げたいと思います。

545060_434137323271494_2127393443_n_convert_20120621144059.jpg
『私達は本当に可愛いけれど、私達の両親を見たことはありますか?』
 ペットショップに陳列販売されている殆どの子犬はペットミル(繁殖業者)からやってきます。ペットショップで子犬を買うのは止めましょう!!

 日本だとさしずめ契約繁殖業者や、そのショップで犬を購入し、安易な繁殖に走った素人繁殖家から、または繁殖業者によっておぞましい「セリ市」に出陳され、安く買い叩かれた子犬達が法外な値段を付けられて陳列販売されているのではないでしょうか。最近では「信頼出来る専門(ショウ)ブリーダーさんからの子犬達」といった売り文句で販売しているショップや仲介業者を見かけますが、本当にどこまでその「信頼出来る」ブリーダーさんが信頼出来るかは、はなはだ疑問です。本当に自分が関わっている犬種を愛し、犬種の特徴に熟知し、犬種の向上を願って繁殖しているブリーダーさんなら、可愛い我が子をペットショップや仲介業者に渡したりしないと思うのですが・・・良心的なブリーダーとは

《ペットショップの現実》
 ペットショップに並ぶ子犬達、及びその両親犬は遺伝性疾患の検査を受けていません。両親犬は遺伝性の股関節形成不全や眼疾患の有無に関係なく「子犬製造マシーン」として繁殖業者の金儲けの為に休むことなく繁殖場で交配、出産させられているのです。特に母犬は身体が弱って出産出来なくなる(大体五歳くらい)まで出産させられます。

 飼い主の都合で捨てられる犬達も可哀相でなりませんが、狭いケージの中で弱るまで出産させられ、子犬が産めなくなったらお払い箱にされる犬達も可哀相でなりません。先日こちらで紹介させて頂いた「ゆいちゃん」もそういった繁殖犬の一頭です。早くゆいちゃんに温かい家庭が見つかることを心から願ってやみません。

526870_3305583238989_1508653691_n_convert_20120622010559.jpg
もし家族(里親)になってあげることが出来ないのなら、家族(里親)が見つかるまで面倒をみてあげて下さい。
もし面倒をみてあげられないなら、金銭的援助をしてあげて下さい。
もし金銭的援助が出来ないのなら、ボランティア活動に参加してあげて下さい。
もしボランティア活動が出来ないのなら、必要なものを寄付してあげて下さい。
もし寄付が出来ないのなら、様々な方法で知識や情報を広めてあげて下さい。
誰にでも事の大小に関わらず命を救うために出来ることがあります

Banner1.jpg
Bellecrest Boston Terrier HP 「良心的なブリーダーとは」

犬を飼う時の選択肢として


168502_397454333634735_541198905_n_convert_20120617153821.jpg

 家族の一員として愛され幸せな犬生を送る子がいる半面、狭いケージの中で誰からも愛されず抱きしめられることもなく、子犬を生むことだけに生かされ、生めなくなると人知れず犬生を終わる子もいます。そんな子達を救い、保護し、新しい犬生を与えてあげようと無償で頑張られているレスキューボランティアの皆さまには本当に頭が下がります。
 そういう子達を引き取ってあげることが出来ない私にはこうやってブログで呼び掛けさせて頂くことしかできませんが、もしこれから「犬を飼おう」、「もう一匹家族を増やしても良いわ」と思われている方がみえましたら、是非そういう保護犬達も選択肢の一つに入れて頂けたらと思います。

67342c58d4d5f158ab920e319afd4f00_convert_20120617154903.jpg
現在『みえわん倶楽部』で里親募集中の(仮名)ゆいちゃん
出産経験有りのブリーダー放棄犬
推定年齢7~8歳。ワクチン接種済。フィラリア(-)です。
避妊手術済み

この子以外にも沢山の子が温かい家庭を待っています。ブログ等をお持ちの方、宜しければ呼びかけをお願いします。詳しくはこちらで。

 チョッと話はズレますが、ブリーダー放棄犬のみならず、安易な素人繁殖で生まれた子、飼育放棄された子など沢山の命が毎年失われています。子犬に限らず生き物を飼う命を生み出すということはその命に対して「一生責任を持つということを絶対に忘れないで頂きたいと思います。

540634_229402327178687_1924134328_n_convert_20120617161400.jpg
『僕を連れて帰る前に知っていて欲しいのです。僕は死ぬまであなたの犬です。
あなたが僕に飽きるまでの犬ではありません。
あなたがボーイフレンドを見つけるまでの犬ではありません。
若いうちだけの犬ではありません。
引っ越しするまでの犬ではありません。
新しい子犬を迎え入れるまでの犬ではありません。
衝動買いする犬ではありません。
僕は死ぬまであなたの犬です。
もしあなたの側で一生を過ごせないのなら、僕はあなたにふさわしい犬ではありません。

Banner1.jpg
Bellecrest Boston Terriers HP 『子犬を迎える前に』



Successful Breeding (サクセスフル・ブリーディング)


 少し前から書いてみたい題材がありましたが、なかなかそれを表現する良い言葉がなく書けずにいました。今も「サクセスフル・ブリーディング」という言葉が適切なのかどうかは分かりませんが、とりあえず私の考えるサクセスフル・ブリーディング例を紹介したいと思います(あくまでも私見です)。

例1

 前に「ショウドッグとしての真価が問われるのは次世代を生みだすようになってから」といったことを書きましたが、現存する犬の中で「本犬自体も素晴らしく、また子孫に沢山のチャンピオンを作出した犬が高い評価を受け、長く人々の記憶の中に生き続けるのですから。」を地でいっているのが、BISS CH Flashpoint's Cosmic Ray ROM(通名Cosmo/コズモ)です。

btcover_convert_20120617005051.jpg
Cosmo owned by Jeri Good & Jill Ritchey

Cosmo+at+the+BTCA+nationals_convert_20120617020240.jpg
Cosmo at 2007 BTCA National, shown by Jill Ritchey

 個人的には私のタイプ君ではありませんが(笑)、1999年3月6日に生まれたコズモは2003年にウェストミンスターでBOBをゲット、2002年、2003年、2004年と連続でトップ・プロデューサーに輝きました。彼の子供は300匹はいると言われ、少なくとも55匹のチャンピオンを作出し、その中の二匹(BISS CH Klassic Irish Prince/通名KipとCH Sharon Vally's Lil Maggie B/通名Maggie B)はコズモに続いてウェストミンスター・ウィナー(BOB)となりました。最近だと子供の一匹で、2010年、2011年と連続で全米NO.1となったCH Gumbo-Kean's Cosmic Stargazer(通名Galileo/ガリレオ)がボストンテリアでは初めてのPratinum Grand Championとなりました。コズモの代表的な子供達を見たい方はこちらで。また、子供達のみならず孫達も活躍しています。ちなみに去年のナショナル展でBISSに輝いたBISS GCH.Tam-Ra's Mega Millionaire(通名Regis/現在オーストリアに貸出中)もコズモの孫です。

例2

 次に私がサクセスフル(成功)例と考えるブリーディングは犬自身の資質もですが、それ以上にブリーダーの判断が上手く働いたものです。ここでいう判断とは「血統、又はタイプの組み合わせ」におけるブリーダーの予測です。

319796_845745901756_1153838648_n_convert_20120617021405.jpg
(Left) CH Mar-Crest Dirty Dancin' at Lucky J NA, NAJ, RN, CGC, TDI
(Middle) Talavera's Dance With Me Mar-Crest at BFK
(Right) Talavera's Magic Dance With Mar-Crest N Novella
Photo Credit: Tom Whitson

上の三匹は親子です(向かって左が母親で隣の二匹が娘)。母親の良さを見事に受け継いだ娘達だと思います。

 そして親子ではありませんが、こちらも同胎の兄妹間で「ブレがない」といった意味でブリーダーの判断が上手く働いた例だと思います。

Striker+GP2+MT+Palomar[1]+-+繧ウ繝斐・_convert_20120617024209
Poppin+MT+Palomar+2012+[1]+-+繧ウ繝斐・_convert_20120617024322
はい、我が家のストライカーと同胎のポッピンです
CIMG4229_convert_20120617024427.jpg
よく見ると違うけどパっと見、よく似てると思われませんか?

Banner1.jpg
Bellecrest Boston Terrier HP

効いてるみたい!?


 先日、食糞防止にパイナップルが効く?!ということを書きましたが、その日以来、我が家ではフレッシュ、缶詰めを問わずみんなの餌にパイナップルを(ダメ元で)入れてきました。が、なんと!効いている気がします。今までだったら一瞬の隙を逃さずに食べていたのに、こっちがうっかり取り忘れていても、食べてないんですが!! 
 一度なんかコッソリ様子を伺っていたら、確かに誰かがをした後に大好き魔人がトイレにいつものように顔を突っ込みにいったのですが、臭いをかいだ瞬間というか臭いを嗅ごうとして、固まった?というか考えたというか、そんな感じで食べずに去っていきました。お友達のにも同じような反応をするようになった子がいて、本当に効くんだ~~~ってビックリです。でもこれで食糞がなくなってくれたら嬉しい限りです。
 まだ試してらっしゃらない方も、もしかしたら効くかもしれませんから試してみて下さいね

Loose+Leashes+by+Ron+Schmidt_convert_20120615204602.jpg
Loose Leashes by Ron Shmidt

Banner1.jpg
Bellecrest Boston Terriers HP

白毛の遺伝的背景~ドッグ・アクチュアリーより


 私のホームページでも白毛色素とボストンテリアの難聴に深い関わりがあると書きましたが(詳しくは感音難聴をご覧ください)、今日読んだドッグ・アクチュアリーに「毛色遺伝子と遺伝子疾患」の関連記事が載っていたのでご紹介したいと思います。

「白い毛色は4種類!?白毛の遺伝的背景」

 この記事の中に「毛色のもととなるメラニン色素はメラニン細胞という細胞で産生されるのですが、メラニン細胞は皮膚などに存在して毛や皮膚の色を作るだけではなく、内耳や目などにも存在し、正常な聴覚や視覚の獲得と維持にも必要とされています。つまり、メラニン細胞に関わる遺伝子に変異が起こると毛色が変化するだけでなく、聴覚や視覚に異常をきたす原因ともなるわけです。」とありますが、変異を起こす原因となる遺伝子にメラニン細胞が分化する際に必要なMITF(Microphthalmia-associated transcription factor:小眼球症関連転写因子)と呼ばれる転写因子があり、2007年にはそのMITFが小眼球症や人のワ―デンブルグ症候群といった病気の原因遺伝子であるだけでなく、犬の毛色とも関連していることが明らかになったそうです。
 ボストンテリアの白色はこのMITFとも関係があり、MITFを働かせる領域の塩基配列のタイプでいうと白斑の少ないアイリッシュ・スポッテイングという区分に入るそうです。

 こういった事実を背景に欧米の良心的なブリーダーの間では以前から難聴の子を作出するリスクを避けるためにミスマーク(顔の半分、または全てが白)の子を繁殖に使用しないことが常識とされています。そして生まれてきた全ての子BAER検査を受けさせて難聴でないかを確認します。

 皮肉なことにミスマークの子に限って良い顔をした子が生まれることが多々あります。しかし、どんなに良い子であってもミスマークの子を交配に使用し続けたり、一度でも使うと必ず子孫にまたミスマークの子が生まれてきます。健全性を考えた上でも是非ミスマークの子での繁殖は止めて頂きたいものです。

559170_3070931972532_733956789_n_convert_20120612184022.jpg

Banner1.jpg
Bellecrest Boston Terriers HP

Kennel Blindness(ケネル・ブラインドネス)


 Kennel Blindness(ケネル・ブラインドネス)という言葉を聞かれたことが御有りでしょうか?

 ケネル・ブラインドネスとはブリーダー(ここでいうブリーダーとは「シリアス・ホビー・ブリーダー」のことで、素人繁殖家や繁殖業者、ショウミルのことではありません)が自身の作り上げてきた犬(血統)の様々な欠陥(欠点)に対して客観的な判断が出来なくなる「病気」のことです。また、この病気に罹ったブリーダーは犬種のスタンダードを自身に都合よく曲げて解釈する傾向があります。どの犬種のどのブリーダーにも罹る可能性のある恐ろしい病気で、この病気に罹るとどんなに素晴らしい犬を作出してきた血統や繁殖プログラムも一瞬で停滞してしまいます。何故なら、ケネル・ブラインドネスに罹ったブリーダーは自身の作出犬の重大な欠陥や健全性の問題が見えなくなってしまうからです。それらの欠陥や問題は2~3世代で固定され、早目に対処しなければ成功を収めてきた繁殖プラグラムの崩壊に繋がってしまいます。

ケネル・ブラインドネスに罹ったブリーダーは下記の兆候を示します。

<兆候1>
 ケネル・ブラインドネスに罹ると他犬舎(他人)の犬の長所(美点)を無視し、否定要素(欠点)にばかり注目する傾向がある。
<兆候2>
 「完璧な」犬を作ったと思い込む。過去にも未来にも「完璧な犬」など存在しません。彼らにとって完璧な犬も改善する余地はあるものです。
<兆候3>
 自身の犬が勝てないと犬自身の問題には目を向けず、ジャッジや駆け引きのせい等、何かかしら他の理由づけをする。勝ち負けに拘るバッド・スポーツマンシップとケネル・ブラインドネスを切り離して考えることは出来ません。

ケネル・ブラインドネスに罹り易いブリーダーの特徴

犬を見る「目(センス)」がない
自分の犬を溺愛する傾向がある・・・自分の犬を溺愛するあまり、クオリティが欠如しているにも関わらずその犬の子犬を求めてしまう。
限られた頭数で繁殖している・・・限られた選択肢の中で良い犬を作ろうという焦りがある。
犬中心の生活をしている・・・犬が「生活の全て」になっているせいで自身の犬の欠点に目を瞑ってしまう。
ケネル・ブラインドネスに罹っているブリーダーに師事している
過去に素晴らしいクオリティを持った犬を作出し、今もトップブリーダーとして居続けたいと願っている・・・過去にスパースターを作出したブリーダーの多くは再び次のビッグウィナーを作りたいと常に願っていますが、スーパースターの多くは遺伝子原理に基づいてた緻密な繁殖によって生み出されたのではなく、偶然の産物です。似た系統の犬同士の交配もラインブリーディングも代を重ねるごとに犬質の低下を生み、次のスーパースターを作りたいと切望するあまり、平均以下の犬しか作れていないという事実にブリーダー自身が気がつかないことがあります。

ケネル・ブラインドネスに罹らないブリーダーの特徴

自身の作出犬を常に客観的に判断し、次世代において何を改善すべきかいつも考えている。
今まで費やしてきた時間や努力の全てを白紙に戻すことになったとしても、良い結果をもたらさない犬を繁殖プログラムから外し、やり直すことを厭わない。
他人や他犬舎の犬であっても、優れた犬を正しく評価し、称賛することが出来る。

ケネル・ブラインドネスに罹らないために出来ること

一つの特徴にだけ拘らない・・・犬の全体像を見ることを忘れない。一つの特徴(例:ヘッドならヘッド、フロントならフロントだけといった一箇所)にだけ拘ると他の欠点を見落とし易い。
良い犬を作出していて犬種に対する知識も豊富で、かつ客観的に犬を評価出来る(ケネル・ブラインドネスに罹っていない)ブリーダーに自身の犬を正直に評価してもらう。二人以上の信頼できるブリーダーから評価してもらい、その評価を自分の評価と比較してみる。
変化を受け入れる用意をしておく・・・もし今までの繁殖が期待した結果をもたらしていないのならば、新しい方法(望むものを与えてくれる可能性のある新しい「血(犬)」を入れる等)を考える。

 私自身はまだ繁殖をしたことはありませんが、ケネル・ブラインドネスに罹っているブリーダーさんを結構知っています他人の犬に対しては客観的に、時に(残念ながら)否定的に判断できるのに自身の犬になると甘いな~って思うことが多々あります。まぁ、誰でも我が子は可愛いですものね。
 実際に自分が繁殖に携わるようになった時に果たしてそうならないか、常に正しい判断が出来るか・・・ん~、難しい。

166660_1531334043546_1240591689_31128508_6074494_n_convert_20120611025304.jpg

Banner1.jpg
Bellecrest Boston Terriers HP

Chopper the Biker Dog


Chopper+the+Biker+Dog_convert_20120607155804.jpg

 いかした彼、誰だか御存じですか?見たことがある方もいらっしゃるかも?アメリカのみならず世界中にファンのいるChopper(チョッパー)君です。2009年8月3日に生まれた彼は専用のハーレーに乗る二代目のバイカードッグとして飼い主のMike Shaffer(マイク・シャファー)さんと共に先代のBandit(バンディツ、2008年に脳腫瘍にて死去)の後を継いでサンディエゴやロサンジェルス、オレンジカウンティで行われる動物愛護協会や動物保護施設の基金集めのイベントに参加したり、ホスピスや小児病院を訪問するなどの慈善活動に精を出しています。

 みんなのアイドル、Chopper君、これからも君の笑顔でみんなの心を温かくしてね。

Chopper君の公式ホームページ:http://www.chopperthebikerdog.com/

Chopper君の動画:http://www.youtube.com/user/ChopperTheBikerDog

 昨日あたりからとても暑くなってきた日本列島です。くれぐれも熱中症には気をつけて下さいね。

562410_391902440852868_593678027_n_convert_20120607163446.jpg
車中は窓を開け放していても一瞬で「かまど」となります。お子様同様、絶対にワンちゃんを残して車から離れないで下さい。

皆様の愛犬が無事に暑い夏を過ごされますように。

Banner1.jpg
Bellecrest Boston Terriers HP

ヨーロッパのボストンテリア&ドッグショウ


 2007年よりBTCA主催のナショナル展に参加してきましたが(何か学んでいるんだろうか、私?)、最近気になりだしたのが「世界三大ドッグショウ(アメリカ、ニューヨークで開催されるウェストミンスター展、イギリスで開催されるクラフツ展、毎年ヨーロッパ圏内で開催地が変わるワールド・ドッグ・ショウ)」の一つであるワールド・ドッグ・ショウ(World Dog Show、略してWDS)で、今年はオーストリアのザルツブルグで開催されました。

 気になりだした理由の一つにナショナル展やFacebookを通じてヨーロッパのお友達も沢山出来たということもありますが、彼らの犬の質がアメリカのボストンと遜色なくなってきているという事実です。以前はアメリカの犬に比べ、とにかく大きくて(今でも大きい犬は多いですが)野暮ったい印象の強かったヨーロッパの犬ですが、ことボストンテリアに関しては逆輸入されるケースも出てきました。
 今年もフランス、オーストリア、フィンランド、イタリアからナショナル展への参加がありました(中には毎年参加してはナショナル展に自身の犬を出陳しがてら交配して帰ったり、新しい犬を連れて帰る人もいます)。自分の足で原産国であるアメリカに出向き、自分の目でアメリカのボストンを見、比較し、評価して、必要なクオリティを自分自身で交渉して手に入れていく・・・そんな彼らの犬が良くならないはずはないと思います。

ガンバレ、私

 また、世界三大ドッグショウのうち二つがヨーロッパ圏で開かれるという事もあってか、近年質の良いボストンや、良血が交配、冷凍精子という形でヨーロッパに渡り、ヨーロッパのボストンのクオリティが全体的に少しずつ、確実に上がってきている気がします。なんといっても地続きの国々ですから、一頭の犬を二つの国のブリーダーさんが共同オーナーとして所有していたり、お互いの国でショウに出したり、子犬を譲り合ったりと行き来が盛んにあります。もちろん良いことばかりではありませんが、犬種の向上を考える上でかなり羨ましい環境だと思います。

ガンバレ、島国ニッポン

Barroco+s+Custom+Made+owned+by+Tarja+Hyvarinen+-+繧ウ繝斐・_convert_20120606033945
CH Barroco's Custom Made owned by Tarja Hyvarinen(Finland/フィンランド)

269791_1847383106844_1308681880_31809832_3725351_n_convert_20120606032332.jpg
CH Bright & Brindle's Top of the Line owned by Janne Simonsen(Norway/ノルウェー)

Kait+Klassik+Kalifornia+owned+by+Larisa+Korshunova_convert_20120606033253.jpg
CH Kait klassik Kalifornia owned by Larisa Korshunova(Russia/ロシア)

 犬のクオリティもですが、ヨーロッパ圏の「健全性」に対する意識はアメリカ以上かも知れません。動物愛護の観点から断耳、断尾はもちろんのこと、狼爪取りもヨーロッパ圏では禁止です。そういった理由から断耳する必要のない小さく、良い耳位置の犬を作ろうと努力しているブリーダーさんもいますし、何より遺伝性疾患を含め、必要な検査はするのが当たり前といった風潮が素晴らしい。ボストンテリアの遺伝性疾患の一つである「若年性白内障」を引き起こす遺伝子(HSF4変異遺伝子のみですが)を世界で一番最初に発見し、その遺伝子の有無を調べる遺伝子検査を提供したのもイギリスのAnimal Health trust(アニマルヘルストラスト)です。
 
 まぁ、そんなこんな理由からまだ見ぬヨーロッパのボストンをもっと見てみたいと思うようになった訳で、是非来年ハンガリーで行われるWDSに行ってみたいと思ったら、なんと日にちがナショナル展と思いっきりかぶっていて当分先のお楽しみになりそうです。

Banner1.jpg
Bellecrest Boston Terriers HP

ボストンテリアは目で語る


 今回私がナショナル展でゲットしてきたお宝の一つに古くからのブリーダーさんの一人であるPeggy(Peja's Boston)が作成したポスターがあります。
IMG_7492_convert_20120602131508.jpg
 1891-1991年にかけてのボストンテリアの歴史と特徴、スタンダードが簡潔に書いてあるのですが、その中に面白い一節がありました。
IMG_06522_convert_20120602131553.jpg
 現在のスタンダードにも「ボストンテリアの表情は高い知性を表す」と記されていますが、彼女はもう一歩踏み込んだことを書いています。「ボストンテリアにとって知的な表情を有することはとても大切なことである。何故なら殆どの犬種が尻尾で会話するのに対し、ボストンテリアは目で会話するからである。」と。ん~、納得。多分、私のみならずボストンテリアのファンシャーの皆さんにとってボストンの魅力って様々な状況でボストンが見せてくれる喜怒哀楽の顔(表情)だと思うんです。そしてその表情の真ん中にあって、一番感情を表現するのが「」ですよね。

そして私達が切望するのがビー玉のようにまん丸で真っ黒な目。下記の写真を見て下さい。
edday2_convert_20120602135755.jpg
 左右共に同じでワンちゃんです。白目の有無でこれだけ表情が変わります。目一つで顔の雰囲気も変わり、表情も変わる。こういったことからもボストンテリアが「Head Breed(ヘッド・ブリード)」と称されるのが分かるような気がします。皆さんはどう思われますか?

Banner1.jpg
Bellecrest Boston Terriers HP

| Bellecrest Bostons News & Topicsホーム |