テーピングイヤーズ


 立ち耳のボストンテリアですが、時に耳が立たなかったり、立ちにくかったりすることがあります。原因として薄過ぎ、又は反対に分厚過ぎる耳、大き過ぎる耳、耳付きの位置の悪さが考えられますが、血統的なものもあります。血統によってはすぐ立つ血統もあれば立つのに時間がかかる血統もあります。どちらにしても立ってくれれば問題はないのですが、立ってくれないとボストンテリアの特徴を考えた上でも、健全性(外耳内の感染防止の為には適度な空気の循環が必要)を考えた上でも問題です。

 そこでブリーダー達は早い時期から(生後5週目~)子犬の耳をテーピングして立ちやすいように補強します。特に子犬が大きく、重くなりそうな耳をしているようなら、テーピング補強は早ければ早いほど良いです。もし4カ月近くになっても耳が立ちそうにない場合は早急に対処する必要があります。その場合はテーピングの時期も長くなります(立たない可能性も有り)。テープを着けっぱなしで大体数週間から数か月で自力で立ってくれますが、長い子では10カ月掛かった子もいるようです。
 歯が生える時期(3~4カ月半くらい)の子犬の耳がよく後ろにひっくり返っている事がありますが、心配することはありません。5カ月くらいになって歯が生えそろう頃には自力で立っています。

 テーピングのやり方はブリーダーさんによって様々です。耳の内側だけにテープを貼る人もいれば、ぐるぐる巻き、またはぐるぐる巻きにした上でブリッジにする人もいます。テープの種類も粘着テープ、医療用テープ(例:ユートクバン)、鼻に使うブリーズライト・ストリップと様々です。

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 このテーピングですが、耳を立たせる以外にもう一つ目的があります。それは見た目の悪さと耳付きの位置を悪く見せるひだ(しわ)を作らない様にすることです。下の写真の丸と矢印で示した場所です。このひだがあるせいで、耳の位置が実際より低い位置についているように見えます。

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 日本ではあまりテーピングをすることはありませんし(立たない時はテーピングより断耳がまだまだ主流?)、必要、不必要関係なく断耳しているのがショウドッグといった誤った考え方をされている方もいらっしゃるようですが、断耳の必要のない、ヘッドとのバランスの良い耳を作る努力、ボストンの特徴の一つである美しい立ち耳をいかに魅力的にするかといった努力も必要な時期にきているのではないでしょうか?

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JKC(ジャパン・ケネル・クラブ)にあって欲しいもの


 JKCにあって欲しいもの、それはズバリLimited Registration(リミティッド・レジストレーション)です。これは何かというと『制限つき血統書』です。AKC(アメリカン・ケネル・クラブ)では通常の血統書とこの制限つき血統書の二種類の血統書を発行しています。

 制限つき血統書で犬を登録するということは、当犬はAKCに登録され、AKC発行の血統書がついた犬ですが、当犬の子供はAKCに登録することは出来ませんということを明確に意味します。
 『制限つき血統書』で登録された犬であってもショウやアジリティを楽しむことは出来ます。ただ、繁殖には使用できない。例え使用したとしてもその犬の子犬をAKCで登録することは出来ないので、血統書のない犬、又は正式な登録機関でない団体の発行する血統書しかつけることが出来ないことになります。なので私はこの制限つき血統書を一代限りの血統書と呼んでいます。
 『制限つき血統書』の登録、発行申請や変更は何があろうが(例:オーナーの変更等)その犬を作出したブリーダーにしか出来ません。これは元々ブリーダーの権利やライン(血統)を守るために作られたシステムだからです。ですからブリーダーが子犬をペットとして譲る際には避妊・去勢の条件と共にこの『制限つき血統書』を新しい家族に渡します。

 JKCがこの『制限つき血統書』を発行してくれたら、悪徳繁殖業者による乱繁殖や素人繁殖、犬の横流しなどの悪行が少しでも減るのにと思うのは私だけでしょうか?

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Cute puppies bred and loved by Val of Constellation Bostons

 朝晩はまだ涼しいものの日中はかなり暑くなってきました。お散歩は涼しくなって道路にこもった熱が冷めてからにして下さいね。
Warning by BARC Humane Society, Inc.
暑い道路を歩かされて大やけどをおったワンちゃんの肢。もの凄く痛々しいです
Warning by BARC Humane Society

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ボストンテリアのオナラ対策


 ボストンテリアと暮らす上で避けて通れないのが彼らの発するかぐわし~いアロマ=ガス=オナラです
正直ボストンテリアを飼うまで犬がこんなにオナラをするものと知りませんでした。まぁ、こんなところもひっくるめて愛しいんですが変態ともいう・・・?

 このオナラもチョッとしたことで改善されることがあります。

短吻種のボストンテリアにオナラが多いのは食事をする時に空気を沢山吸い込むからという説もあります。空気を大量に吸い込む可能性の高い早食い、ガツガツ食いを防ぐための食器やポーション・ペイサーといったボール(Mサイズ)を使うことで空気の吸い込みを減らすことが出来ます。

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早食い防止食器
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ポーション・ペイサー(丸いボールを普段使っている食器に入れることで早食いを防ぐ。S、M、Lサイズ有り)

 短吻種のボストンテリアにとって早食いは時に命に関わる事故を引き起こすことがあります。2010年に米国ジョージア州、アトランタで行われたナショナル展の開催中に宿泊していたホテル内である子がフードを喉に詰まらせて窒息死するという痛ましい事故が起こりました。普段と何も変わらないフードをいつもの量食べていたにも関わらず、あっという間の出来事だったようで動転した飼い主さんがショックで失神、救急車で運ばれるという事態に・・・。事が事だけに、本当にショッキングな出来事でした。早食いグセのある子、物を詰まらせやすい子は食事やトリーツを食べる時には常に気をつけて見ていてあげて下さいね。

 話がズレてしまいましたが・・・

フードを変える。お勧めはグレインフリーの『キャネディ・グレインフリー』シリーズ、又は『EVO(エボ)』。EVOは何故かパッケージにボストンテリアが載っています(笑)

整腸作用のあるサプリメントを与える。一番のお勧めはネイチャーズ・ファーマシィ・ドグザイム・プロバイオティックMAXですが、残念ながら日本で購入できるかどうか分りません。なので、腸内有用乳酸菌と食べ物を由来とする成分で腸内有用菌の増殖を促すシンバイオティクス系の整腸剤、又はサプリを与えてみて下さい。

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食餌にブロッコリー、芽キャベツ、カリフラワー、そしてヨーグルトを追加してあげて下さい。

 様は腸内環境を整えてあげればかなりガスの流出を抑えられるということのようです。オナラでお困りの方、試してみて下さいね~

 ますます暑くなる日本列島です。お散歩に行かれる時は路面の温度も考慮して連れていってあげて下さい。
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E Boston Terriers 7月-8月号


ナショナル展後のE Boston Terrier mgazine(7/8月号)がアップされました。
http://www.ebostonterriers.com/

表紙をクリックして、ご覧くださいね。

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ボストンテリアの白内障 年一回のアイチェックのお勧め


 2006年にイギリスの検査機関AHT(Animal Health Trust)がボストンテリアの若年性白内障の原因となる変異遺伝子の一つHSF4遺伝子』を見つけて以来、ブリーダーの間でも両親犬が共にクリアーであれば、または当犬自体がHSF4遺伝子を所有していなければもう毎年のアイチェックをする必要がないと考えている人がいます。しかし、ボストンテリアの白内障の原因となる遺伝子は一つだけではありません。しかもまだそのうちのたった一つの遺伝子(HSF4遺伝子)しか見つかっていないのです

 ボストンテリアが遅発性白内障を発症するのは決して珍しいことではありません。遅発性白内障は犬が4~6歳になるまで発症しません。
 ケンタッキー大学で20年以上ボストンテリアの白内障の研究を続けているキャサリン・グレイブ博士によると、遅発性白内障はまず片方の目の中に点状白内障として始まります。これを発見するには毎年きちんとアイチェックを受けさせる必要があります。この時点ではまだアイチェックにパスすることは出来ます。しかし毎年検査を受けさせていくと、もう片方の目にも点状のマークが発症し、水晶体の上皮質にスポークのような形で進行します。このタイプの白内障は非常にゆっくりと進行し、犬が10歳、またはそれ以上の年齢になるまで視力を害することはありません。

 HSF4遺伝子とは違い、このタイプの白内障は優性形式で遺伝します。どういうことかというと、片親が白内障の遺伝子を持ってさえいれば発症者を生み出すことが出来るということです。このタイプの遺伝形式は下記のようになります。

両親共クリアー=全ての子犬はクリアー(但し、両親がクリアーかどうかは彼らが7歳以上になった時点でアイチェックにパスしない限り分からない
クリアーと発症犬(4~6歳の間に発症)=子犬の50%(半数)が遅発性白内障を発症する。
発症犬と発症犬=25%(四分の一)の子犬が2歳までに白内障を発症、50%(半数)の子犬が4~6歳までの間に白内障を発症、残りの25%がクリアーとなる。

 もちろん、2歳になって白内障を発症する犬もますが、それはまた別の白内障に分類されます。また、HSF4遺伝子検査でクリアーだったにも関わらず一歳半から二歳までの間に白内障を発症する犬が増加しています。しかしそれらの白内障は遅発性白内障とは全く別の遺伝子によって引き起こされているのです。

 そのような理由からHSF4遺伝子検査を受けてクリアーであっても、毎年アイチェックを受ける必要があります。白内障以外でも角膜ジストロフィー、瞳孔膜遺残、硝子体変性等、気をつけなくてはいけない病気もありますし、遅発性白内障との併発は是非避けたいものです。
【“ボストンテリアの白内障 年一回のアイチェックのお勧め”の続きを読む】

ボストンテリアではないけれど


 チョッと素敵な写真があったので、ご紹介したいと思います。

Dogs are family photoより
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犬は生涯の友

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