ヤンキーの眼球診断と彼のブリーダーさん


 前回見つかったヤンキー角膜内皮ジストロフィーについてヤンキーのブリーダーさんにも報告を兼ねて写真を送り、今後の対応についての意見を求めました。

SCN_0001_convert_20121227024312.jpg
向かって左の眼の左上ににある結晶体が角膜内皮ジストロフィーと診断されたものです。

 米国の眼科専門医二人(うち一人はミズーリ大学の獣医科の学部長でもあり、眼科の教授)に写真を見て頂いたところ、まず検査して下さったO先生の診断技術の素晴らしさを誉めて下さったそうです。しかし、O先生の見解とは異なり、内皮の角膜ジストロフィーではなく、眼の表面に出来た角膜ジストロフィー(症状としては内皮ジストロフィーと同様に角膜にコレステロールやリン脂質、中性脂肪が付着することによって、片目、もしくは両目の角膜に白斑が生じる。通常、ワンちゃんが痛みや痒みなどの不快感を示すことはなく、進行しても視覚を喪失するまでにいたることはほとんど無い)か、もしくは表面に付着した脂質ではないかとのことでした。ヤンキーの年齢を考慮するとまだ角膜の厚みが充分に成長していない可能性もあり、角膜内皮ジストロフィーであれば両目に発症するはずだとも仰ったそうです。

 もし単純な脂質の付着ではなく、角膜または角膜内皮ジストロフィーであるなら、どちらにしても遺伝的要因が考えられるのですが、角膜(内皮)ジストロフィーはいわゆる『Breeder's option(ブリーダーズ・オプション)』、交配に使うか使わないかはブリーダーが選択する範囲の疾患に入るようです。O先生も、アメリカの二人の先生もヤンキーを交配に使うことに問題はないと仰って下さいましたが、今後の経過を見ながら考えていきたいと思います。

sIMG_5031_convert_20121231160834.jpg


 ヤンキーのブリーダーであるSharon(シャーロン)は米国のボストンテリア界では知らない人はいない、リビング・レジェンド(生きた伝説)の一人です。今年のナショナル展ではSweepsショウのジャッジをされました。1999年にBTCAのHealth Committee(ボストンテリアクラブ・オブ・アメリカの健康促進委員会)が発足された時の創設メンバーの一人でもあり、一番最初にボストンテリアにCERF検査を受けさせた方でもあります。40年近い年月をスタンダードにそったボストンテリアの作出と健全性の向上に力を注いできた彼女にとってヤンキーの『角膜内皮ジストロフィー』という診断結果は驚きでもあり、決して嬉しい報告ではなかったと思います。それでも結果を聞いた彼女の最初の一言は「教えてくれて有難う」でした。今日までの短い13年間のボストンテリアとの関わりの中で何人ものブリーダーさんに出会ってきた私ですが、この言葉を聞いただけで彼女から犬を譲ってもらって本当に良かったと思いました。

 ボストンテリアに限らずどの犬種も生きものであり、特に人の手で様々な犬種を混ぜ合わせ、作り上げられてきた純血種はどんなに気をつけてブリーディングしてきても、出来うる限りの検査をして、その検査にパスした健康体だけをブリーディングに使用してきても、何かかんか弱い部分がポッと突然表面に表れてくることがあります。 また、行きすぎた近親繁殖を避けるためにも、自分のライン(血統)の欠点や短所を改善するためにも、時にアウトクロス(異系交配)を行う必要があります(ちなみにヤンキーはアウトクロスで生まれた子ですが、シャーロンのHPに行って、過去の犬達を見ると何となくヤンキーの面影を見つけて嬉しくなります)。アウトクロスは利点と欠点が表裏一体。改善される部分もあれば、失ったり、悪くなる部分もあり、それは一生懸命健全な犬を作ろうと長年努力してきたブリーダーにとってとても辛く、今までの努力や信念をくじかされる出来事です。でも、そうなった時にその事実を事実と受けとめどう向き合っていくかでそのブリーダーの今後の成長や真価、作り上げていく犬の進化が決まっていくのだと私は思います。自分が作出し、譲った犬に何か起こった時に、それを飼い主の管理のせいにしたり、適当な理由をつけて誤魔化したり、「生きものだから仕方がない」の一言でかたずけ、突き放すブリーダーもいれば、真摯にその事実と向きあい、少しでも飼い主の力になろうと努力するブリーダーもいます。皆さんはどちらのブリーダーから我が子を迎えたいと思われますか?私は絶対に後者です。

 2012年も今日で終わり。明日からは2013年が始まります。皆様、良い年をお迎えください。

 新しい年が皆様にとって素晴らしい年になりますことをお祈りしています。

Banner1.jpg
Bellecrest Boston Terriers

にほんブログ村 犬ブログ ボストンテリアへ
にほんブログ村





スポンサーサイト

Merry Christmas!!


皆さま、楽しいクリスマスをお過ごしでしょうか?地域によってはホワイトクリスマスを過ごされている方もいらっしゃると思いますちゃん達も美味しいケーキやお料理、プレゼントをもらったのかな?我が家のワンコ達はいつもながらの飼い主の怠慢で何もなしこの間新しいお洋服を買ってあげたから許してね~の世界です

 米国のNBCニュースチャンネル、シャーロッテのスタッフがFacebookで面白い写真を載せていたのでご紹介したいと思います

Be+on+the+lookour+for+Reindeer+tonight!+Brittany_convert_20121225131625.jpg
Photo from NBC Charlotte - Be on the lookout for Reindeer tonight by Brittany

『今夜はトナカイに気をつけましょう』なんてウィットに富んでますよね

532467_4958224483584_883744240_n_convert_20121225131759.jpg

皆さまとご家族の幸せを願って今一度MERRY CHRISTMAS

Banner1.jpg
Bellecrest Boston Terriers

にほんブログ村 犬ブログ ボストンテリアへ
にほんブログ村

クリスマスイブ


MERRY CHIRISTMAS

 今日はクリスマスイブですね。皆様、どのようなイブをお過ごしになるのでしょうか?

Whole+Lotta+Dogs_convert_20121224135950.jpg
Photo from Whole Lotta Dogs
 
 なんとも微笑ましい写真ですどんなことにもチャレンジできるボストンテリアですが、ファミリードッグとしての存在がボストンテリアの真骨頂だと私は思います。

 この時期ご家族や恋人へプレゼントとして子犬を贈られる方もいらっしゃると思いますが、忘れて頂きたくないのが、ボストンテリアに限らずどの子犬も命ある生き物であるということです。その生き物には他のプレゼントのように返品カウンターはありません

__ (2)

 子犬の命に一生の責任を持つということを是非忘れずにご一緒に考えて下さい。

 皆様、良いクリスマスを

Banner1.jpg
Bellecrest Boston Terriers

にほんブログ村 犬ブログ ボストンテリアへ
にほんブログ村

サンタさんとボストンテリア&クラブ季刊誌


 クリスマスにちなんだカード(絵)第二弾はサンタさんとボストンテリアです。

___convert_20121223161640.jpg
374737_2715002388459_1165199476_n_convert_20121223161607.jpg
 両方ともボストンテリアファンシャーの心をくすぐるものですが、私的には上のカードがより好きかな・・・

 今日を見たら久しぶりにボストンテリアクラブ発行の季刊誌Coast to Coast(略してC2C)が届いていました。今回の表紙を飾っているのは今アメリカで大活躍中のEDNA(エドナ)ちゃん。私の大好きな子です今年の最優秀ボストンテリアに選ばれました。

___convert_20121223161811.jpg

ほぼまん丸に近い黒い瞳、いつ見ても奇麗で品のあるボストンです。こんな子、欲しいなぁ~笑


Banner1.jpg
Bellecrest Boston Terriers

にほんブログ村 犬ブログ ボストンテリアへ
にほんブログ村


 

もうすぐクリスマス


 思うように大掃除がはかどらず焦りまくっています クリスマスももうすぐですね。子供たちが巣立った我が家ではもうクリスマスも縁遠いイベントとなりましたが、気分だけはクリスマスを味わいたいとチョッとしたデコレーションを飾ったりしています。この時期の楽しみはなんといってもカード(最近はeカードが多いですが)。今日からクリスマスまで私のお気に入りのカードをアップしていきたと思います。
200060_234587316675313_753267806_n_convert_20121222115146.jpg

暖かな暖炉の前でサンタさんを待っているボストン君たち。は何でしょうね

Banner1.jpg
Bellecrest Boston Terriers

にほんブログ村 犬ブログ ボストンテリアへ
にほんブログ村

冬の危険と諸々


68660_500238713329834_2060066831_n_convert_20121218121204.jpg
寒い日には暖を求めて犬や猫が暖かいタイヤの間やエンジンルームに入り込んでいることがあります。エンジンを掛ける前にクラクションを鳴らして車が動くことを教えてあげましょう。

 野良犬や放し飼いのちゃんを見かけなくなった日本ではまず上の写真のようにエンジンに顔を突っ込んでいる(笑)ちゃんはいないと思いますが、駐車場で遊んでいるうちに車の下にもぐり込むちゃんや、野良又は放し飼いのちゃんはまだまだいます。今まであまり意識したことはありませんでしたが、先日娘の車のタイヤ交換に行きついでにエンジンルームを調べて頂いたらビックリ!!ちゃん本人は居ませんでしたが(居たら怖い)、しっかりエンジンの上に可愛い足跡が・・・知らずにエンジンを掛けていたらと思うとゾッとします。これからしばらくは特に気をつけなくてはいけませんね。

 お話変わって、ご存知の方も多いかも知れませんがdog actuallyに『犬の寒さ対策』という記事が載っていたのでご紹介したいと思います。
 
 犬は寒いと体内の脂肪を燃焼して暖を取ると言われます。現に我が家のボストン達も冬に痩せるのでお洋服を着せたり、食事の量を増やしたりしていますが、この記事を読むとフリースと撥水性のある生地を表裏に組み合わせたものの方が犬の発する熱が防寒着内側に留まり保温効果は高いとか、寒さに弱い個体には一日の食餌量を回数を増やして与えると、その都度すぐにエネルギーを置換することができ、過ごしやすくなる(一日の量はさほど増やさないことに注意!)とか。納得です。

 別の記事 『犬のために行く冬の日の散歩』にはコタツの中やヒーターの前に陣取ってぬくぬくしていると代謝も免疫も怠けてしまうどころか体が乾燥してしまうと書いてあり、毎日の習慣を寒いからといって中断するのは良くないのは分かっているのですが、今我が家に残っているのは10歳前後の年寄りばかりの上、血統的に胃腸が弱く、どんなに防寒着を着込んでいようが北風ピュ~ピュ~の中散歩に出ようものなら、道路で下痢は必至。ということで冬のお散歩はお休みです。でも、身体が乾燥するのは事実で、一度冬に物凄くフケが出たことがあります。その時に救世主になったのがシソ油(人間用/スーパーで購入出来ます)。シソ油を小さじ一杯餌に混ぜてやったら、フケが出なくなりました。歳を取った私達の肌と同じで乾燥した肌には油を供給してやらなきゃいけないんですね。

 まだまだ寒い日々が続きます。人も犬も無病息災で過ごしたいものですね。

68692_457616640962378_382013881_n_convert_20121218133631.jpg
ハンドラーのMさんちで「オラ、天国に居るだ~」と王様気分のヤンキーさん(Mさん撮影)
このふてぶてしさをリングの中で見せて欲しいものです

Banner1.jpg
Bellecrest Boston Terriers

にほんブログ村 犬ブログ ボストンテリアへ
にほんブログ村

少しだけ


 書きたいことは色々あるのですが、大掃除や雑用に追われてなかなかじっくりとブログに向き合えません。それでもこんな細々とした(不人気というべきか?!)ブログをのぞきにきて頂き有難うございます。

 本日のユカヌバ・ドッグショウのBOBはMatt(マット)でした。詳しくはこちらで。

 それでは皆様、素敵なクリスマスを
Christmas
本番までまだ時間があるのでサンタさんもボストン達と英気を養い中

Banner1.jpg
Bellecrest Boston Terriers

にほんブログ村 犬ブログ ボストンテリアへ
にほんブログ村

ガンバレ、ボストンテリア!


 あっという間に12月。日本では大掃除(ア~やだやだ)にお正月の準備にと忙しくなりますが、犬の世界(米国)では今月のEukanuba National Championship Show(ユカヌバナショナル)や早くも来年のWestminster Dog Show(ウエストミンスター展)の話が出始めています。このウエストミンスター展に関して面白い記事があったのでご紹介したいと思います。今年の初めの記事ですので、来年には当てはまらないかもしれませんが・・・

 米国での人気犬種TOP20のうちその半分の10犬種が137年の歴史あるウエストミンスター展でBIS(ベスト・イン・ショウ)を獲得したことがないという記事で、残念ながら我らのボストンテリアもその中に入っています

1)ラブラドール (ウィンラスベガスの予想なんて不謹慎な笑/BISを獲る確率1/300)
2)ゴールデンリトリバー (1/60)
3)ダックスフント (1/100...スムース1/500、ワイヤー1/750)
4)シーズー (1/35)
5)ロットワイヤー (1/50)
6)ミニチュア・シュナウザー (1/1000)
7)チワワ (スムース1/75、ロングヘアー1/600)
8)グレートデン (1/85)
9)シェットランドシープドッグ (1/150)
10)ボストンテリア (1/600...アメリカ原産なのに

2013年には是非頑張ってもらいたいものです
関連記事:10 Popular Breeds That Have Never Won The Westminster Dog Show

Banner1.jpg
Bellecrest Boston Terriers

| Bellecrest Bostons News & Topicsホーム |