フード選びに迷ったら


 インターネットの普及により様々な情報が瞬時に手に入るようになった昨今、皆様愛犬の嗜好や状態に合わせた最適なフード選びをされていることと思います。

 フード選びに迷われた時に一番に考えられるのは何でしょう?ペットが毎日口に入れ、その生命や健康を維持していくための大切なフードですから、多くの方が『安全性』と答えられるのではないでしょうか?
 
 しかし残念なことに繰り返されるリコール問題を見るにトップブランドのフードメーカーのフードであっても、プレミアムフードや獣医さんが推奨する処方食であっても愛犬にとって必ずしも安全なフードとはいえないのが現状です。

愛犬にとってベストで安全なフードを選ぶことは愛犬の命や健康を守ることです。
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 今までにも多くの方がフードについて調べられ、自身のブログに書かれているのでご存じの方も多いと思いますが、いまいちどペットにとって出来る限り安全なフードを選ぶために覚えておいて欲しい有害な原材料を書き留めておきたいと思います。

≪ドッグフードの袋に記載されている避けて欲しい原材料、特にの付いているもの≫

 牛肉 & 牛骨粉(蛋白源)
 牛肉といってもペットフードに使用されている「牛肉」は人が食すレベルのものではありません。また、良質な部位を取り除いた残りのあらゆる部分をすり潰し、乾燥して作られるのが牛骨粉です。フードの中のたんぱく質の含有率を上げる為の安価で低品質な成分です。

 肉の副産物(蛋白源)
 人が食すには適さないペットグレードの副産物には内臓、骨、血液、肺、靱帯、頭部、肢、羽毛、膿汁、腫瘍肉(癌の塊)、腐乱肉や"The dreaded 4D's(恐怖の4D)"と呼ばれるdead(死亡した)dying(瀕死の状態の)diseased(病気の)、又はdying prior to slaughter(解体施行前の瀕死の状態)の動物の部位が使われている可能性があります。これらの部位はありとあらゆる動物(山羊、豚、馬、クマネズミ、ハツカネズミ、アライグマやスカンクといった野生動物を含む路上轢死動物、安楽死させられたペット、シェルターで殺処分された動物等)から集められ、品質や汚染の状況がコントロール出来ない状態です。

 肉と肉骨粉(蛋白源)
 上記同様。4Dミートdead/死亡したdying/瀕死の状態のdiseased/病気のdisabled/身体が不自由な)といった不健康な肉を含むありとあらゆる動物の部位が使われている可能性があります。

 
 牛脂(脂質) 
 栄養豊富な鶏脂やヒューマングレードの植物油の代わりに低品質なドッグフードの嗜好性を高めるために使用されています。

 動物性脂肪(脂質)
 この動物性脂肪はいわゆる”ジェネリック”脂肪で、殆どの場合、レンダリングで作られた脂肪(獣脂)、飲食店から出た使用済み油、人間が摂取するのに適さない傷んだ油から作られています。レンダリングに関してはこちらのブログ主様が詳しく書いておられますのでご覧下さい レンダリング工場の実態

 家禽や鶏の自然に蓄えられた脂肪源を選びましょう。

 トウモロコシ(フィラー、水増し原料、食物繊維源、植物性食品)
 無用な水増し原料。アレルゲンとして知られている上に犬にとっては消化しにくい食材です。

 トウモロコシミール、小麦グルテンミール(つなぎ原料)
 ミールとは『粉』のこと。トウモロコシの粒を取り除いた後の残りかすを砕いて粉にしたもの。安価なつなぎ原料として使われています。

 小麦粉(食物繊維源)
 小麦粉は犬のアレルギーの主原因とされています。栄養価は全くありません。ドッグフードにはふすま(糠)、小麦胚芽や栄養分を搾り取った後の小麦の残りかすが使われています。

 食物片(フィラー、食物繊維源、炭水化物、糖質)
 ミドリング粉(細かいふすまが混ざった荒挽きの小麦粉)、麦芽粉、ふすま粉、酒米といった安価な副産物、他の食品製造過程で出た残りかすのこと。ポテト製品と書かれた食物片も避けた方が無難です。他にも穀物類(カラスムギ、オオムギ、ライムギ、コムギ、コメ、トウモロコシ等)、食品かす、トウモロコシふすま、オーツ麦の殻、米殻、ピーナツの殻、醸造用穀物を発酵して得られる溶解物、そして木材を乾燥し砕いて粉にしたセルロース(食物繊維)など。

 しかし残念なことに上記に記載された原材料はどれもAAFCO(Association of American Feed Control Officials/アメリカ飼料検査官協会)のガイドラインではフードの原材料としての使用が認められているんです

 大豆粉(フィラー、炭水化物)
 安価な水増し原料であり、アレルギーの原因となる。大豆から良質な部分を取り除いた後の残りかす。

 酒米(炭水化物源)
 安価な全粒米の代替品。

 糖分(風味づけ)
 サトウキビの糖蜜、コーンシロップ、砂糖、ソルビトール(甘味料の一種)、サッカロース(白糖)、フルクトース(果糖)、ブドウ糖、アンモニア処理したグリシルリジン、プロピレン・グリコールなど。無益で不必要な原材料。栄養価の全くない、カロリーのみの原材料です。低品質のフードの悪臭を隠し、嗜好性を高めるために使用されています。
 低血糖症、糖尿病、神経質な症状、白内障、虫歯、関節炎やアレルギーの原因となります。

 アニマル・ダイジェスト(Animal Digest/風味づけ)
 レンダリングされるありとあらゆる動物の屑(残りかす)部位。細かく砕かれ、すり潰されたこれらの原料を加熱処理する段階で浮き出てきた脂肪(獣脂)が動物性脂肪となり、フードにふりかけたり、直接加えることでフードの嗜好性を高め、食いつきを良くするのに使用されます。すりつぶされた残りの原料は乾燥されミートミール(肉骨粉)となります。

 これらの屑原料にはレンダリングされる前に有毒な化学物質である石炭酸(フェノール)、クレゾール消毒薬やシトロネラ(防虫剤の原料となる)の原液がふりかけられ、変性処理がなされます。

 着色料(ブルー2、赤40、黄色5、二酸化チタン)
 犬にとってフードにカラフルな色がついていたり、可愛い形をしているなどということは全く意味がありません。むしろ発がん物質やアレルゲンとして知られている着色料や人造染料が使われているフードは避けるべきです。これらの着色料は安価な低品質のフードによく使われています。

 プロピレングリコール(食品添加物)
 不凍液や油圧油の溶剤として使用されている化学物質で、保存料、防腐剤として使われています。大量に摂取すると有毒なので、何年にも亘って食べ続けるフードの原材料として使用されるべきではありません。ヨーロッパではフードにプロピレングリコールを使用することは禁止されています。

 BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、BHT(ブチルヒドロキシトルエン)、エトキシキン
 BHAとBHTは酸化防止剤。多くの国で人の食品への使用は禁止されていますが、アメリカではまだ使用可能。ヒト発がん性物質の可能性あり。動物実験ではあきらかに発がん性が認められました。

 エトキシキンは防腐剤保存料として使われています。果物に散布する農薬としても使われてきました。コンパニオンアニマル(ペット)が生涯摂取し続けた場合の安全性は証明されていません。甲状腺、肝臓、生殖器や免疫システムの病気や癌の発症に関連があるとされています。

 塩酸
 ハイドロクロライドアシッド(塩化物)、肥料や染料を作る時に使われる腐食性の化学薬品。摂取すると即時に痛みを感じ、口の中、喉、食道、胃腸管が焼けただれます。なぜこのようなものが入っているのか不明。塩化物といっても塩化ナトリウムとは限りません。

 メナジオン重亜硫酸ナトリウム
 いわゆる合成(人工)ビタミンKで、長期に亘っての使用は認められていません。重篤な健康障害と関連があるとされています。

 これらの原材料を含むフードは極力避けたいものです。

《参考資料》
Top 7 Worst Dog Food Brands
Pet Adviser News Letter

 ここからは私の経験をベースにした私見です

 正直、100%安全で満足のいくフードなど無いと思います。100%を願うならば人用食材を使って作る手作り食が一番なのかもしれません。しかし全てのオーナーさんが手作り食を作る手間に時間が掛けられる訳ではありませんし、栄養のバランスや食材の調達(特に旅行時や災害に巻き込まれたりした場合には思うように食材が得られない可能性があります)、保存のことを考えるとやはり常日頃から市販のドッグフードにも慣らせておく方が良い気がします。

 なので、愛犬にとってより安全なフードを探し、与えたいと思うのです。概して高品質なフード(別の言い方をすると自分が納得して与えられるフード)ほど品質に比例して価格も高い(価格だけ高く中身はというものもありますが)傾向がありますがフードの「高い」には天井(限度)があります。むしろフード一つで健康が維持でき、高い病院費を払わなくて済むのなら安いぐらいだと私は思っています。

 私が我が家の犬達から学んだことの一つに『その子に合ったフード選びの大切さ』があります。
 
 ブリーダーから愛犬を迎えた時(私がまだ犬に関連する全てのことに無知だった頃です)に推奨されたフードがあり、当初はそのフードを食べさせていました。最近では通販でも見かけるようになったフードですが、以前はプロの方の間でのみ流通していたように思います。そのフードが悪いというのではなく、単純にうちの子には合わなかっただけだと思いますが、ともかくそのフードを食べている時にはよく吐きました、それも突然ピューっと水を吹くように また、換毛期に関係なく抜け毛の量も半端なく、便もゆるく・・・当然痩せっぽっちといった状態でしたので、しばらくしてフードを変更しました。そうしたら、便に関する課題は多少残ったものの、吐くことがなくなり、抜け毛も驚くほど減り、体重も安定しました。それ以来、フードの身体に及ぼす影響力の大きさ重要性恐ろしさを念頭にフードを選んでいます。
 今我が家には三頭の犬がいますが、三頭とも違うフードを食べています。本当は同じフードを食べてくれる方がお財布には優しいのですが、この子には良くても、この子にはダメというところがあって、難しいのです

 また、時には好むと好まざるに関わらず上記の避けたい原材料が含まれたフードを与えることが必要になることがあります。

 我が家の前世代の二匹の犬達は共に同じライン出身で、小さい頃から胃腸が弱く、下痢をしないフードを探すのに本当に苦労しました。一匹はすでに虹の橋を渡りましたが、もう一匹(現在12歳)は今も元気にそばに居てくれています。しかし、この子も一度下痢が止まらなくなり死にかけたことがあります。その時にホリスティックを含む色々なプレミアムフード、処方食のみならず手作り食まで試してみましたが、結局彼女を救ってくれたのはこちらのフードでした。

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そう、Hill's Prescription Diet w/dです。

 上記の避けたい原材料と照らし合わせれば、嬉しくない原材料が満載の上、アメリカではHill's Science Dietと共に与えたくないフードリストによく名前が載るフードです。皮肉なことに書いてきた事と全く矛盾してしまうのですが、このフードしか彼女に形のある便をさせ、良好な状態を維持させてくれるものがないのです 今は歳を取って栄養分の吸収力が衰えた彼女の体調を維持するためにw/dにパピーフードを加えて与えています。

 私の結論としては、フード選びの最優先事項はモチロン『安全性』であり、出来る限り有害な原材料は避けるべきだと思いますが、どんなに良いフードであっても愛犬に合わなければ意味がなく、また反対に良くない、避けた方が良いとされるフードであっても愛犬に合えば、それがその子にとってのベストなフードなのだと思います。愛犬にとってベストなフードを探すことは時に長い時間と忍耐、努力を要します。諦めずに愛犬にとってベストなフードを探して下さいね。 

 長文にお付き合い頂き有難うございました

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