2013
08/15
ペットにとって有害な食品TOP10
人間にとって無害でもペットにとっては有害で、時に命取りになる食品があります。
ペットにとって有害な食品TOP10をご紹介したいと思います。ご存じの方もいま一度ご確認下さいね。
ニンニクと玉ねぎ
玉ねぎを摂取することで引き起こされる玉ねぎ中毒についてはもうよくご存じだと思いますが、ニンニクも玉ねぎ同様に摂取すると、共通の成分であるアリルプロピルジスルファイドが赤血球を破壊し、貧血を引き起こすことがあります。アリルプロピルジスルファイドの毒性は加熱しても消えることはありません。約4.5kgの犬なら小さな玉ねぎ半分の摂取で中毒になることがあります(一般に体重1㎏あたりにつき20g以上の玉ねぎが毒になると言われています)。
中毒症状として青白い(血色の悪い)歯茎、過度のよだれ、下痢などがあります。摂取後大体1~5日ぐらいでこれらの症状を発症します。
アボカド(植物として)
アボカドの全ての部分(壁孔、実、樹皮、葉)がペットにとっては有毒です。摂取すると下痢や嘔吐を起こします。
キシリトール
キシリトールは人工甘味料でガム、キャンディ、ミント、マウスウォッシュや歯磨き粉に含まれています。ペットにとっては有害で時に摂取後30分以内に低血糖症を引き起こします。低血糖症の症状として嘔吐、過度のよだれ、筋肉の強調運動失調(身体が思い通りに動かないこと。ふらつき)があります。もっと重篤になると犬に致命的な肝不全を引き起こすことがあります。
ブドウとレーズン
ブドウもレーズンも共に犬や猫に急性腎不全を引き起こします。摂取後24時間以内に嘔吐、下痢や過度のよだれの症状が出始めます。
チョコレートとカフェイン
チョコレートは犬猫にとって有害です。特にダークチョコレートや料理用チョコレートはミルクチョコレートより毒性が強いとされています。カカオ豆も同様です。摂取後24時間以内に嘔吐、下痢、心拍数の増加、ふるえ、発作の症状が出、最悪の場合死に至ります。
こちらは以前にもブログでご紹介した『Chocolate Chart』です。
The Chocolate Chart
どの種類のチョコレートが摂取量別にどのような症状を引き起こすか犬の体重別に確認出来るようになっていますので、ご自分のワンちゃんに近い体重で確認してみて下さい。
コーヒー、コーヒー粉末、ソーダ類、紅茶に含まれるカフェインは体内に入ると急速に吸収されます。引き起こされる症状はチョコレートと同じですが、猫にとっては犬以上に有害な食品です。
パン生地
特定のイースト菌(酵母)を発酵させるとエタノール(アルコール)が作られることがあります。生のパン生地、穀物酒、腐りかけのリンゴなどに含まれるエタノール(又はアルコール)が血中に吸収されると呼吸困難や心停止(心不全)を起こし、重篤な場合には死にいたることがあります。発酵によって生じたガスで鼓脹症が引き起こされこともあり、犬にとっては深刻な緊急事態です。
マカデミアナッツ
摂取後12時間ほど経つと関節炎、嘔吐、脱力感、機能低下、血の気のない歯茎などの症状がでます。
骨
飼い主さんによっては犬に骨を与えることは彼らの歯や健康にとって良いことだと思われている方もいらっしゃると思いますが、毎年様々なサイズや形の骨が外科手術によって犬の胃腸器官(食道、胃、腸を含む)から取り出されているのも事実です。
脂肪分の多い食品
休日になると膵(臓)炎になる犬が増えるそうです。これは感謝祭の七面鳥料理など飼い主さんが愛犬に脂肪の多い食品を与えるからとされています。膵炎は痛みを伴い、まず入院や緊急処置が必要となります。
ゴミくず
時にゴミの臭いはペットにとって非常に魅惑的なものです。ペットに有害な生ゴミが含まれているだけでなく、食品以外でもペットが飲み込んだり食べたりすると有害で重大な問題(例:異物が消化器官に詰まる)を引き起こすものがあります。なので常にゴミ箱をペットの手の届かない場所に設置するようにして下さい。
<参考資料> Top 10 Foods That Can Harm Your Pet by Dr Phil Zeltzman, DVM. DACVS, CVJ, Pets Adviser

誤飲、誤食のないように気をつけて暑い夏を乗り切って下さいね。

Bellecrest Boston Terriers>
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玉ねぎを摂取することで引き起こされる玉ねぎ中毒についてはもうよくご存じだと思いますが、ニンニクも玉ねぎ同様に摂取すると、共通の成分であるアリルプロピルジスルファイドが赤血球を破壊し、貧血を引き起こすことがあります。アリルプロピルジスルファイドの毒性は加熱しても消えることはありません。約4.5kgの犬なら小さな玉ねぎ半分の摂取で中毒になることがあります(一般に体重1㎏あたりにつき20g以上の玉ねぎが毒になると言われています)。
中毒症状として青白い(血色の悪い)歯茎、過度のよだれ、下痢などがあります。摂取後大体1~5日ぐらいでこれらの症状を発症します。

アボカドの全ての部分(壁孔、実、樹皮、葉)がペットにとっては有毒です。摂取すると下痢や嘔吐を起こします。

キシリトールは人工甘味料でガム、キャンディ、ミント、マウスウォッシュや歯磨き粉に含まれています。ペットにとっては有害で時に摂取後30分以内に低血糖症を引き起こします。低血糖症の症状として嘔吐、過度のよだれ、筋肉の強調運動失調(身体が思い通りに動かないこと。ふらつき)があります。もっと重篤になると犬に致命的な肝不全を引き起こすことがあります。

ブドウもレーズンも共に犬や猫に急性腎不全を引き起こします。摂取後24時間以内に嘔吐、下痢や過度のよだれの症状が出始めます。

チョコレートは犬猫にとって有害です。特にダークチョコレートや料理用チョコレートはミルクチョコレートより毒性が強いとされています。カカオ豆も同様です。摂取後24時間以内に嘔吐、下痢、心拍数の増加、ふるえ、発作の症状が出、最悪の場合死に至ります。

The Chocolate Chart
どの種類のチョコレートが摂取量別にどのような症状を引き起こすか犬の体重別に確認出来るようになっていますので、ご自分のワンちゃんに近い体重で確認してみて下さい。
コーヒー、コーヒー粉末、ソーダ類、紅茶に含まれるカフェインは体内に入ると急速に吸収されます。引き起こされる症状はチョコレートと同じですが、猫にとっては犬以上に有害な食品です。

特定のイースト菌(酵母)を発酵させるとエタノール(アルコール)が作られることがあります。生のパン生地、穀物酒、腐りかけのリンゴなどに含まれるエタノール(又はアルコール)が血中に吸収されると呼吸困難や心停止(心不全)を起こし、重篤な場合には死にいたることがあります。発酵によって生じたガスで鼓脹症が引き起こされこともあり、犬にとっては深刻な緊急事態です。

摂取後12時間ほど経つと関節炎、嘔吐、脱力感、機能低下、血の気のない歯茎などの症状がでます。

飼い主さんによっては犬に骨を与えることは彼らの歯や健康にとって良いことだと思われている方もいらっしゃると思いますが、毎年様々なサイズや形の骨が外科手術によって犬の胃腸器官(食道、胃、腸を含む)から取り出されているのも事実です。

休日になると膵(臓)炎になる犬が増えるそうです。これは感謝祭の七面鳥料理など飼い主さんが愛犬に脂肪の多い食品を与えるからとされています。膵炎は痛みを伴い、まず入院や緊急処置が必要となります。

時にゴミの臭いはペットにとって非常に魅惑的なものです。ペットに有害な生ゴミが含まれているだけでなく、食品以外でもペットが飲み込んだり食べたりすると有害で重大な問題(例:異物が消化器官に詰まる)を引き起こすものがあります。なので常にゴミ箱をペットの手の届かない場所に設置するようにして下さい。
<参考資料> Top 10 Foods That Can Harm Your Pet by Dr Phil Zeltzman, DVM. DACVS, CVJ, Pets Adviser

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