ベルクレストボストンテリア ブログ



   
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『日本は世界でも突出して犬の遺伝子疾患が多い』

   
 先日(8月25日)のYahooニュースによると日本は、世界でも目立って遺伝性疾患の犬が多いという悲しい現実があるようです。

 この記事では以前問題になったダックスフントの「ダップル」という毛色を作ることによる弊害をはじめ、特定の人気犬種を例に挙げて下記の六つの遺伝性疾患を日本で注意が必要なものと紹介しています。

■犬の主な遺伝性疾患(大和修・鹿児島大教授による)

【変性性脊髄症(DM)】
可能性がある犬種:ウェルシュ・コーギー

10歳前後で発症。四肢が動かなくなり、呼吸ができなくなって死亡。原因遺伝子を持たない個体は約9%だけ
《保因犬の割合(発症しない)》約43%

【GM1-ガングリオシドーシス】
可能性がある犬種:柴犬

歩行不能、四肢の筋緊張などの症状を示す。生後5~6カ月で発症し、1歳くらいで死亡
《保因犬の割合(発症しない)》約1~3%

【神経セロイドリポフスチン症(NCL)】
可能性がある犬種:ボーダーコリー

運動障害や知的障害などを起こして死亡。有効な治療法なし
《保因犬の割合(発症しない)》約8%

【捕捉好中球症候群(TNS)】
可能性がある犬種:ボーダーコリー

様々な感染症にかかりやすくなり、ほとんどが生後間もない時期に死亡していると推定される
《保因犬の割合(発症しない)》約11%

【進行性網膜萎縮症(PRA)】
可能性がある犬種:トイプードル、チワワなど。(アメリカンコッカーも多い)

失明に至る可能性がある病気。「PRCD」と呼ばれるタイプは29犬種で確認されている
《保因犬の割合(発症しない)》約17%(トイプードル)

【コリー眼異常(CEA)】
可能性がある犬種:コリー関連犬種、北海道犬など

失明の可能性。コリーの9割、北海道犬の3割程度が発症する
《保因犬の割合(発症しない)》約7割(北海道犬)

(朝日新聞 2015年5月30日掲載)

 記事の最後は『大和教授は「犬の遺伝性疾患は状況改善が可能だ。まずブリーダーの意識向上を図る必要がある」と話している。』と締めくくられていて、一部のペットショップも契約ブリーダーに対して遺伝性疾患を発症した子犬の親犬をブリーディングプログラムから外すよう働きかけているとの事のようですが、私としては可哀相な発症犬を作り出す前にそういった指導を徹底して頂きたいと思います。親犬を検査することで事前に防げる遺伝性疾患は沢山あるのですから・・・。

 ボストンテリアに関して言えば、やはり難聴パテラ(膝蓋骨脱臼)・そして若年性白内障が主な遺伝性疾患で、どの疾患も検査することで減らすことは可能です。詳しくはこちらで。

 私が犬の世界のことを齧り始めた16年前に『日本はペットを取り巻く環境もペットに対する意識も欧米諸国に比べ40年以上遅れている』とあるアメリカのブリーダーさんに言われたことがありますが、残念ながらその差が未だに縮まっていない原因を私なりにブリーダー(売り手)、オーナー(買い手)の両方から書き出してみました。

◎繁殖に対するブリーダーの意識の低さ。

 『子犬が売れれば良い』、これに尽きると思いますが、残念ながら一般の繁殖業者のみならず、犬種のスタンダードや健全性を保守し、向上に努めるという責任があるはずのブリーダー(ショーブリーダー)であっても未だにタイトル重視で健康は二の次、むしろ繁殖業者よりも不都合な事実を隠す傾向が強いように感じます。

 私の経験からの話ですが、ある年のナショナル展に日本から参戦してきていたボストンがいました。当時アメリカでも好成績を収めていた良い子で、オーナーさんも当然のように繁殖されていました。その年のナショナル展では「健康向上委員会」主催で聴覚検査・パテラ検査アイチェックの全ての検査が有料で提供されていて、オーナーさんを存じ上げていた私は「良い機会だし、繁殖するならショーに出すだけでなく検査もしたら?」と声をかけさせて頂いたのですが、返ってきた答えは非常に残念なものでした。

『検査して何か見つかったら経歴(タイトル)に傷がつく』
『子犬が売れなくなったら困る』

 これはこの方に限ったことではなく、他にも同様にドッグショーに参加しチャンピオン犬を持たれ、繁殖されている方が『検査なんかしたら絶対何か(遺伝性疾患が)出てくるのは分かっているからしない』と言われていたという話もあり、本当に悲しくなります。こういう方は本当にご愛犬を愛していらっしゃるのでしょうか?犬ではなく、ご自分の虚栄心を満たすタイトルを愛してらっしゃるとしか思えません。生まれてくる子やその子を迎えるであろうオーナーさんのことを考えているのでしょうか?生み出す命に対する責任は?傷がつくのは愛犬ではありません。そんな風にしか考えられないご自分の心の貧しさ、エゴを恥じるべきだと思います。どうぞタイトルのみでなく、健全性でもが頂ける努力を、繁殖をして頂きたい、出来ないのなら繁殖なんかして欲しくないと切に思います。

◎買い手の意識の低さ。

 日本では「可愛い!」、「今すぐ欲しい!」、「チャンピオン直子(タイトル犬の子)だから良いに違いない」、「○○犬種は遺伝性疾患が多いから仕方がない」と安易に納得して購入してしまう方がまだまだ多数派だと思います。

 国内でご自分の犬種に心底惚れ込み、犬種の向上に力を入れられているブリーダーさんのHPを見ると必ず書いてある一言があります。『買い手も勉強して下さい』と・・・ここでいう『勉強』とはご自分が家族に迎い入れようと思っている犬種についてどんな犬種か、長所・短所として考えられることは何か、自分のライフスタイルに合った犬種か、遺伝性疾患の有無等を調べ、理解することを指します。

 遺伝性疾患には症状が目で見えるもの、検査でしか分からないもの(例:保因犬かどうか)、隔世遺伝するもの等色々あります。犬が生き物である以上、どんなに気をつけてブリーディングしていても全ての遺伝性疾患をゼロにすることは出来ません。しかし、検査で原因遺伝子を特定し、防ぐことが出来る遺伝性疾患もあると知っていて下さい。そしてそういった検査を利用し少しでも遺伝性疾患を減らすべく努力しているブリーダーさんから子犬を迎えて下さい。見た目が健康だから「健康です」と口ではなんとでも言えます。本当にご自分の作出犬の健全性に自信のあるブリーダーさんならきちんと出来る検査はされていますし、検査結果(注:最新のもの。検査によっては何年も前のものでは意味がありません)を喜んで見せて下さると思います。

※誤解がないように書きますが、所謂「健康診断証明書」はその時点ではその犬が健康であるという証明であって、遺伝性疾患の検査結果ではありません。

 また、ブリーダーさんに対して買い手側であるご自身が両親犬の検査の有無、検査結果の提示を求める勇気を持って頂きたいと思います。これからの長い時間を一緒に過ごす大切な家族を迎えるのですから、衝動や妥協で心労を抱えることのないよう是非頑張って頂きたいと思います。買い手が声を上げることで変えられることもあると私は信じています。


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