白毛の遺伝的背景~ドッグ・アクチュアリーより


 私のホームページでも白毛色素とボストンテリアの難聴に深い関わりがあると書きましたが(詳しくは感音難聴をご覧ください)、今日読んだドッグ・アクチュアリーに「毛色遺伝子と遺伝子疾患」の関連記事が載っていたのでご紹介したいと思います。

「白い毛色は4種類!?白毛の遺伝的背景」

 この記事の中に「毛色のもととなるメラニン色素はメラニン細胞という細胞で産生されるのですが、メラニン細胞は皮膚などに存在して毛や皮膚の色を作るだけではなく、内耳や目などにも存在し、正常な聴覚や視覚の獲得と維持にも必要とされています。つまり、メラニン細胞に関わる遺伝子に変異が起こると毛色が変化するだけでなく、聴覚や視覚に異常をきたす原因ともなるわけです。」とありますが、変異を起こす原因となる遺伝子にメラニン細胞が分化する際に必要なMITF(Microphthalmia-associated transcription factor:小眼球症関連転写因子)と呼ばれる転写因子があり、2007年にはそのMITFが小眼球症や人のワ―デンブルグ症候群といった病気の原因遺伝子であるだけでなく、犬の毛色とも関連していることが明らかになったそうです。
 ボストンテリアの白色はこのMITFとも関係があり、MITFを働かせる領域の塩基配列のタイプでいうと白斑の少ないアイリッシュ・スポッテイングという区分に入るそうです。

 こういった事実を背景に欧米の良心的なブリーダーの間では以前から難聴の子を作出するリスクを避けるためにミスマーク(顔の半分、または全てが白)の子を繁殖に使用しないことが常識とされています。そして生まれてきた全ての子BAER検査を受けさせて難聴でないかを確認します。

 皮肉なことにミスマークの子に限って良い顔をした子が生まれることが多々あります。しかし、どんなに良い子であってもミスマークの子を交配に使用し続けたり、一度でも使うと必ず子孫にまたミスマークの子が生まれてきます。健全性を考えた上でも是非ミスマークの子での繁殖は止めて頂きたいものです。

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