ベルクレストボストンテリア ブログ



   
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
<< 2017 >>
プロフィール

luvluvbostons

Author:luvluvbostons
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
このブログをリンクに追加する
QRコード
QR
アクセスカウンター


現在の閲覧者数:


ボストンテリアの白内障 年一回のアイチェックのお勧め

   
 2006年にイギリスの検査機関AHT(Animal Health Trust)がボストンテリアの若年性白内障の原因となる変異遺伝子の一つHSF4遺伝子』を見つけて以来、ブリーダーの間でも両親犬が共にクリアーであれば、または当犬自体がHSF4遺伝子を所有していなければもう毎年のアイチェックをする必要がないと考えている人がいます。しかし、ボストンテリアの白内障の原因となる遺伝子は一つだけではありません。しかもまだそのうちのたった一つの遺伝子(HSF4遺伝子)しか見つかっていないのです

 ボストンテリアが遅発性白内障を発症するのは決して珍しいことではありません。遅発性白内障は犬が4~6歳になるまで発症しません。
 ケンタッキー大学で20年以上ボストンテリアの白内障の研究を続けているキャサリン・グレイブ博士によると、遅発性白内障はまず片方の目の中に点状白内障として始まります。これを発見するには毎年きちんとアイチェックを受けさせる必要があります。この時点ではまだアイチェックにパスすることは出来ます。しかし毎年検査を受けさせていくと、もう片方の目にも点状のマークが発症し、水晶体の上皮質にスポークのような形で進行します。このタイプの白内障は非常にゆっくりと進行し、犬が10歳、またはそれ以上の年齢になるまで視力を害することはありません。

 HSF4遺伝子とは違い、このタイプの白内障は優性形式で遺伝します。どういうことかというと、片親が白内障の遺伝子を持ってさえいれば発症者を生み出すことが出来るということです。このタイプの遺伝形式は下記のようになります。

両親共クリアー=全ての子犬はクリアー(但し、両親がクリアーかどうかは彼らが7歳以上になった時点でアイチェックにパスしない限り分からない
クリアーと発症犬(4~6歳の間に発症)=子犬の50%(半数)が遅発性白内障を発症する。
発症犬と発症犬=25%(四分の一)の子犬が2歳までに白内障を発症、50%(半数)の子犬が4~6歳までの間に白内障を発症、残りの25%がクリアーとなる。

 もちろん、2歳になって白内障を発症する犬もますが、それはまた別の白内障に分類されます。また、HSF4遺伝子検査でクリアーだったにも関わらず一歳半から二歳までの間に白内障を発症する犬が増加しています。しかしそれらの白内障は遅発性白内障とは全く別の遺伝子によって引き起こされているのです。

 そのような理由からHSF4遺伝子検査を受けてクリアーであっても、毎年アイチェックを受ける必要があります。白内障以外でも角膜ジストロフィー、瞳孔膜遺残、硝子体変性等、気をつけなくてはいけない病気もありますし、遅発性白内障との併発は是非避けたいものです。
追記:遅発性白内障の原因となる遺伝子が発見されていない現時点では、どうしたら良いのでしょうか?

 7歳まで待ってアイチェックを受け、クリアーであることを確認する以外、遅発性白内障の発症の可能性を避けて繁殖することは出来ません。それでは(特に牝は)交配年齢を過ぎてしまいます。
 
 心配だがどうしても交配させたいと思われるのなら、せめて7歳までは毎年アイチェックを受けさせて下さい。もし、4歳を過ぎてもアイチェックにパス出来るようなら、クリアーである可能性がぐんと増えます。

 もし発症した犬を交配させたいなら、相手に『相手の両親犬が共に6歳以上になってもアイチェックにパスしている』犬を交配相手に選んで交配して下さい。

 絶対に発症者同士を交配させないで下さい。グレイブ博士の推測では2歳時に白内障を発症するのはこのケースの組み合わせによる可能性が大だそうです。2歳時に白内障を発症すると7、8歳の時点で視力障害が起こるのみでなく、緑内障も発症し最終的には高額な手術をしない限り、片目又は両目を摘出することになるようです。

 もし白内障が片目のみにあり(この場合には色々なケースが考えられます)、数年間同じ状態を保っているようならば、遺伝性の可能性は低いと考えて間違いありません。両目共に発症する白内障の方がより遺伝性の可能性が高いです。

 発症した犬を交配に使うかどうかは飼い主さんの選択です。しかし、まず『まずアイチェックありき』ということと、『血統の中に遅発性遺伝子が存在している』という事実を常に念頭に置いておいて今後の繁殖を考えていって頂きたいと思います。現実に遅発性白内障の発生率はHSF4白内障の発生率よりずっと高いのです。

 アイチェックに関する詳しい内容は下記のページをご覧下さい。
Banner1.jpg
Bellecrest Boston Terriers HP 眼疾患
スポンサーサイト
| comments(0) | - | page top |

テーマ:  ペットの健康・病気・怪我
ジャンル:  ペット



<< NEW | TOP | OLD>>