断耳の弊害・・・?


 洗練された見た目は好きですが、基本的に私は断耳が嫌です。

 ボストンテリアの特徴である大きな目を傷つける要因ともなりえる狼爪取りに関しては、事故をを未然に防ぐという観点から致し方なしと思っていますが、断耳はやはりドッグショウに参加する際の、見た目を整える、欠点を隠す、以前に決められたスタイルを保守するといった意味合いが強いように思います。しかしながら、ドッグショウに参加するから、ショウドッグだからとどんな子であろうが断耳するのは間違いで、考慮すべきは頭部とのバランスです。それゆえ、断耳する時期も大変重要です。頭部が成長しきる前に断耳してしまうと後で耳が頭部に対してアンバランスなサイズになってしまうこともあります。

 頭部に対してサイズが大き過ぎたり、小さ過ぎたり、付き位置の悪い耳というのは見た目も悪く、頭部の印象を悪くしてしまいます。同じ犬でも耳の大きさや耳位置(付き方)によって印象が変わり、断耳することで頭部の印象が各段に良くなることがあります。私のホームページのスタンダードのページ、『耳(Ears)』にも載せている写真ですが、比べてみると断耳した方がすっきりと洗練された雰囲気になるのがご理解頂けると思います。古いブリーダーさん達はこの見た目が好きで断耳を選択されることが多いです。

IMGP0816_convert_20130223145017.jpg 付き位置が低い耳
IMGP0820_convert_20130223151927.jpg 大き過ぎる耳 
IMGP0823_convert_20130223152657.jpg 理想的にカットされた耳
㊟これらの写真はボストンテリアクラブ・オブ・アメリカの正会員としてセミナーの主催者様、及び"The Boston Terrier an American Original”の著者様より許可をもらって使用しています。無断転載・転用・流用は固くお断りします。The photos are reproduced for educational purpose only with given permission.

 ではなぜ断耳が嫌なのかというと・・・若い頃は問題がないのですが、歳を取って身体が衰えてくると断耳したことによる弊害が出てくるからです。うちの犬に限ってなのかもしれませんが・・・下の写真をご覧下さい。

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 共に我が家のジョイス(現在12歳)の左耳です。歳を取って末端まで血液の循環が上手く働かなくなったのか、はたまた切り方が悪かったのか耳の先からボロボロになってきています亡くなったボギーの耳も端から固くなり少しづつ短くなっていました。今は血液の循環を良くするお薬とマッサージ、乾燥予防に患部にワセリンを塗って、少しでも状態が改善するようケアしています。

 こんな風に痛々しくなるのを見ると、やはり『自然(ナチュラル・イヤー)が一番』と思わずにいられません。欧州ではすでに何年も前から断耳・断尾は禁止です。狼爪さえ取りません。今はまだ断耳・断尾(ボストンテリアの断尾は認められていません。断尾してショウに出た場合は失格となります)がブリーダーの選択肢とされているアメリカでもいつ禁止になるか分りません。このようなことをふまえ、これからは『ほど良いサイズと厚みを持ち、頭部に対してバランス良く位置する立ち耳』を持った犬を作ることが必要です。日本ではすでに多くのショウドッグがナチュラル・イヤーでリングで活躍していて、素晴らしいと思います。

 残念ながら我が家のニューフェースの牡二頭も断耳しています。どちらもブリーダーさんの好みというのもありますが、大きな耳の血統であることも理由の一つだと思います。幸い、アンジ-は小さくて付き位置の良い耳をしているので、世代を追うごとに改善していけたら良いなと思っています。『断耳する必要のない耳』、今後の課題の一つです。

IMGP0821_convert_20130223152007.jpg 理想形

素敵なお耳が歳を取った時になくなったりしませんように・・・ね、ヤンキー
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